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オーガニック放牧卵 お多福たまご~走る鶏の放牧卵~

オーガニック放牧卵 お多福たまご~走る鶏の放牧卵~

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「ケージ飼い」「バタリーケージ」

現在日本では、約1億4千万羽弱もの鶏たちが暮らしています。(平成30年度時点/資料:農林水産省「畜産統計」)

日本の人口が、1億2620万人(概算値)(令和元年5月1日現在/総務省統計局)なので、人口よりも多くの鶏たちが暮らしています。

日本の鶏たちの約90%以上は、金網のかごの中で一生を過ごす「ケージ飼い」「バタリーケージ」と呼ばれる飼育方法で暮らしています。

砂遊びをする場所も、夜に休む止まり木も、羽を休める木陰もありません。

バタリーケージには、開放型・ウィンドレス・セミウィンドレスがあり、ウィンドレスの場合は、身動きがとれない満員電車のようなかごの中で、一生を終える鶏たちもいるそうです。

「平飼い」「放し飼い」

上記の「ケージ飼い」「バタリーケージ」の飼育方法の他に、

・「平飼い」Barn-laid(バーンレイド)

・「放し飼い」Free Range(フリーレンジ)

と呼ばれる飼育方法があります。

「平飼い」は、鶏を鶏舎の中で地面の上に放して飼育する方法です。

鶏舎の中で自由に動き回り、砂遊びをしたり、止まり木があれば羽を休めたりします。

私たちの鶏は「平飼い」ではなく、「放し飼い(Free Range)」で育てています。

放し飼い(Free Range)」とは、は主にヨーロッパなどを中心とした海外で主流の飼育方法です。

「放し飼い」で育てられた鶏のたまごは、Free Range Eggと呼ばれています。

一般的には、屋外と鶏小屋を鶏が自由に行き来できるようになっている飼育方法のことをいい、日本でこのように育てられている鶏はとても少ないのが現状です。

近年、アニマルウェルフェアという考え方がヨーロッパを中心に世界的に広まっており、EUでは、「産卵鶏の保護のための最低基準」において、2012年からバタリーケージを禁止する動きもあります。

「自然放牧場お多福たまご」の鶏の暮らし

四季を感じ、太陽をたっぷり浴びる事が出来る「屋外放牧場」に24時間365日自然放牧しています。鶏たちは、自由に鶏舎と屋外放牧場を出入りでき、太陽の下のびのび過ごす姿は、とても幸せそうです。

夏の暑い日は自然の木々の下で羽を休めたり、冬の寒い日はぽかぽか太陽をたっぷり浴びて、お昼寝をしたり。食べたいものを食べ、自由気ままに。草をついばんだり、土で砂遊びをしたりして1日を過ごします。

日が暮れてくると、鶏たちは自然とトンネルをくぐり、鶏舎の止まり木で、ゆっくりと眠ります。鶏たちはたくさん運動して、お腹がすいたらご飯を食べて、喉がかわいたら水飲み場でお水を飲みます。

運動や日光浴をすることで、健康的でストレスフリーな鶏が育つと考えます。そのため、自然放牧場お多福たまごでは、鶏への薬剤投与(抗生物質やホルモン剤など)を行なっておりません。

森林農法(アグロフォレストリー)

「アグロフォレストリ(Agroforestry ) とは「森林農法」のことで「Agriculture」 (農業) と「Forestory 」(森林)を掛け合わせた言葉です。主に熱帯地方で盛んで「森林農業」とも呼ばれています。 ひとつの土地に樹木と農作物を一緒に植え、植物同士や生態系の相互作用によって、農業と林業・畜産業を同時に行うことを指します 。

この「森林農法」では家畜や飼料作物に日陰や避難場所を提供し、夏の炎天下や冬の寒風から守り、昨今の異常気象によるストレスを軽減する効果が期待できます。「アグロフォレストリー」という言葉自体は新しいものですが、森林の中で農業・家畜の放牧を行う方法は、実は古くから一部の国・ 地域で親しまれており、特に熱帯性気候地帯やロシア・カナダでは長年続いている農法になるそうです。

私たちの養鶏場のテーマは、「森ごと包んだ養鶏場」。森ごと包んだ放し飼い場で、鶏たちは毎日のんびりマイペースに暮らしています。


森と鶏の暮らし

  前農場でも夏場はいつも暑さに悩まされていました。人間は暑いとクーラーの 部屋にこもれば良いかもしれませんが、 鶏たちは逃げ場所がありません。いつも 木陰で過ごしていたので、新農場では「森を作ろう!」と一念発起しました。いよいよ来た新農場での初めての夏。温度計で測って実験しました。

やはり森林と養鶏を掛け合わせた「森林農法」の効果は絶大で…。外気温35度でも、 ピーチャンたちの森の中は約26 ℃でした。最近ピーチャンたちは、日中の過半数を森の木陰で過ごし、ひんやりとした地面におなかを当ててぐっすり寝ている子もいます。なんと、いびきをかいている子も。(笑)鶏っていびきをかくんですね。初めて見た時は衝撃でした。これからも、もっともっと鶏たちにとってストレスフリーな環境整備に精進してまいります 。

「医食同源」の鶏

「医食同源」とは、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方です。

私たちが日々食べるたまごは、鶏の食べたものや飲んだものが移行しやすいといわれています。例えば、パプリカパウダーや唐辛子を飼料に配合することで、たまごの黄身が赤くなるといわれています。

(私たちのたまごは上記を使用していないため、ナチュラルなレモンイエロー色のたまごです)

鶏が食べたものや、飲んだものは、たまごを通して、私たちの身体に入ります。だからこそ、私たちは鶏が食べるもの、飲むものには徹底的にこだわり抜いています。

そして「放し飼い」で、森と共に生きる鶏たちは生命力に溢れている気がします。そんなエネルギーに満ち溢れた卵を食べて、皆様に元気になってもらいたい。そんな思いから、養鶏を始めた時から、鶏たちにはストレスフリーにのんびり過ごしてもらいたいと思い、「放し飼い」で育てています。

私たちの鶏たちが食べるもの

餌の原料の穀物や野菜の全てを、有機農家さんから直接買い付けております。

その穀物や野菜全てが、有機JAS認証を取得したもの、 自然栽培のものを厳選しています。

さらには、魚粉や養殖魚は使用せず、魚屋さんから直接「天然魚」のみを仕入れています。そのため、抗生物質や防腐剤を気にされるお客様から評価を頂いています。

私たちの鶏たちが飲むもの

卵1個には約75%の水分が含まれているとされています。
黄身の色が餌によって変わりやすいように、卵には鶏が食べたもの飲んだものが移行しやすいと言われています。
だからこそ、純粋で美しい湧き水を。
霧島連山が織りなす「大出水の湧き水」を与えています。

私たちが飲む水を大切にしているように、鶏たちが飲む水にもこだわっています。

もし、自分が鶏だったなら

「ゲージ飼い」や「平飼い」と比べて「放し飼い」では、圃場の整備や、獣対策など、管理の時間も手間もコストもかかります。

大量飼育大量生産が難しいため、安価供給が難しく、配合飼料を与えず自然のものを手作りして与えているので、生産量も一般飼育よりも少なくなります。

それでも、飼い方・鶏の食べるもの・飲むものに、ここまでこだわり抜くのは、農場長の「もし自分が鶏だったならを考える」という信念のもと、鶏らしい「暮らし」を大切にしているからです。

鶏が口にするものは、たまごを通して私たちも口にします。

だからこそ、安心・安全なものを鶏たちに食べさせたい。

美味しいものを食べて、自然の中でのびのびと暮らす鶏たちはとても幸せそうに見えたので、農場名を「自然放牧場お多福たまご」と名付けました。

私たちはこれからも、このたまごのひとつひとつを、鹿児島から大切にお届けしたいと考えています。

 

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