命のぬくもり感じる土遊野ファームへ行ってきました!

命のぬくもり感じる土遊野ファームへ行ってきました!

土遊野は立山アルプスを眺める里山に位置し
朝晩、夏冬の寒暖差と冷たくきれいな水に恵まれた
自然豊かな素敵な場所にあります。


「幸せそうなニワトリ」が教えてくれること

土遊野ファームのニワトリは、薬物に頼らず、地面を自由に走り回る
「平飼い」・「ケージフリー」で育てられています。
その為、とても元気で健康的です。

視察に訪れた専門家も、ここのニワトリが「大きい、臭くない、毛並みがいい」と感心し、そして何よりも「幸せそうだ」と評したといいます。
この姿は身動きの取れないケージの中でストレスを抱え、
羽が落ちて「スキンヘッドのようになってしまった」痛ましい一般的な姿とは全くの対極にあります。

この「幸せそうな」土遊野ファームのニワトリの健康や幸福度が
農場全体の健全性や生産物の質を測る重要なバロメーターとなっています。
健やかな環境が、健やかな生命を育み、それが最終的に私たちの食卓へとつながっていくのです。

鶏のフンが臭わない。その秘密は「甘酸っぱい」発酵ごはんにあり

土遊野ファームの鶏舎が臭わない最大の理由は
鶏たちが毎日食べる「ごはん」にありました。
ここでは輸入トウモロコシに頼ることなく、地元のお米や大豆、小麦や大麦の生産過程で出るくず、(かつては学校給食で余ったパンの耳まで)、
地域にある資源を活かしてエサを手作りしています。

そして、その最大の特徴は、地元の山や森の土に元々存在する「土着菌(どちゃくきん)」、つまりその土地固有の微生物の力を借りてエサを発酵させていること。この発酵の力で、エサは混ぜていると「熱い」と感じるほどに温かくなり、乳酸発酵による「甘酸っぱい」香りを放ちます。

この健康的な発酵ごはんを食べている鶏たちの腸内は、驚くほど良好です。
いわゆる鶏糞の匂いがしない。
その代わり乳酸発酵のあの甘酸っぱい、酸っぱい匂いがするのです。

土遊野さんでは、この仕組みを人間にも当てはめて教えてくれます。
肉中心の食生活で体が酸性に傾くと、人の体ガスも臭いがきつくなる。それに対して、醤油や味噌といった発酵食を自然に取り入れてきた日本の伝統的な食生活は、腸内環境を整えてくれる、と。
鶏も人も、食べるものがその体と、ひいては環境そのものを作る。

卵は冷たいもの?いいえ、生まれたては「命のぬくもり」で温かい

私たちが日常的に手にする卵は、スーパーの冷蔵棚に並んだ、ひんやりと冷たいものです。
しかし、土遊野ファームで産卵箱からそっと取り上げたばかりの卵は、手のひらの上で、予想をはるかに超える熱を帯びていました。
その繊細な重みと、じんわりと伝わる確かな温かさ。

これこそが「命のぬくもり」

母鶏の体から直接伝わった熱です。
スタッフの方は、子供たちに分かりやすいようにこう説明します。「みんなの体が36度前後あって温かいのと同じように、この卵も、お母さん鶏から生まれたばかりの命のぬくもりで温かいんだよ」と。

さらに驚くべきことに、ここの卵は洗浄されません。なぜなら、卵の表面は目に見えない「天然のコーティング」で守られているからです!
それは、人間の赤ちゃんが生まれてくるときに体を覆う粘膜のように、サルモネラ菌などの雑菌の侵入を防ぐバリアの役割を果たしているのだと言います。

そしてもう一つ。
卵の丸い方には、目には見えない無数の穴が開いていて、そこから「息をしている」のだと。
手のひらの上の卵が、単なる「食材」ではなく、
呼吸をし、自らを守る力を持った、一つの生命体であることを実感させられます。

「今やっぱり冷蔵庫で冷たく白くなってるのしか知らないんで、子供たちは…これは命のぬくもり、生きてるからなんだよ。」

現代の便利な生活は、私たちを食べ物の原点から遠ざけてしまいました。
しかし、この温かい卵を一つ手に取るというシンプルな体験は、どんな言葉よりも雄弁に、食と命の繋がりを教えてくれる力強い教育の瞬間となります。

生き物の「におい」から学ぶ、人権教育という視点

土遊野ファームで最も心を揺さぶられたのは、
農場体験に訪れた子供たちへの、ある教育的なアプローチでした。

子供たちが動物やフンに触れて「臭い!」と口にすることがあります。そんなとき、スタッフの方々はそれを単に受け流すのではなく、一つの大切な学びの機会に変えるのです。
「生きているということは、匂いがするということなんだよ。それは自然なことなんだ」と。

そして、その教えは農場の動物たちだけに留まりません。スタッフの方々は、動物への眼差しを、そっと人間関係へと向けさせ、このように語りかけるのです。

生きてるって匂う、臭いってことだよ。
だからニワトリさんもヤギさんも『臭い、臭い』って言われたら悲しいと思うな。ましてや、学校とかでお友達に『臭い』なんて絶対言わないであげてね。

その瞬間に、私はこの農場の真の目的を理解した気がしました。
これは単に鶏を育てる場所ではない。生き物のありのままの姿を通して、他者の気持ちを想像する力、
つまり「共感」を育む場所なのだ、と。

動物が持つ自然な「におい」という事実を起点として、
人を傷つける言葉を言ってはいけないという普遍的な「人権教育」へと話を導く。
土遊野ファームが掲げる「命のぬくもり体験」が、単なる農作業ではなく、五感を通して命の本質を学ぶ、総合的な教育の場であることを証明していました。

おわりに

土遊野ファームは、ただ卵を生産する場所ではありませんでした。それは、発酵するエサの温かさ、産みたての卵のぬくもり、そして生き物の自然な匂いを通して、私たちが忘れかけていた生命の根源的な感覚を呼び覚ましてくれる場所でした。
どうか皆様も
食べることを通して土遊野ファームのぬくもりを感じてみて下さい。

・土遊野の卵
・土遊野のきなこ
・土遊野のダイシモチ
・土遊野のお米

※ケージフリーについては
こちらを参照ください。
アニマルライツセンター

平飼い・ケージフリーの卵と
有機・オーガニックの卵は基準が異なります。
有機卵をご希望の方は
下記よりご購入下さい。
cocoseasonsオンライン

今回の動画はこちら
むっちゃんねる

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