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【養鶏家対談】&卵にまつわる豆知識
【養鶏家対談】&卵にまつわる豆知識 鶏は本当に毎日卵を産むの?養鶏のプロが語る産卵の真実 スーパーに行けば当たり前のように並んでいる卵。多くの人が「鶏は毎日卵を産む」と思っているのではないでしょうか。しかし、実際の養鶏現場での実態は少し違うようです。 今回は、北海道厚真町で養鶏を営むテンアール株式会社社長「廉くん」との対談から見えてきた、卵の産卵に関する興味深い事実をお伝えします。卵は身近で頼れる栄養源として、各家庭で親しまれていますよね。その卵について、知っているようで知らない豆知識もたっぷりご紹介します! 鶏の産卵率はどれくらい?養鶏現場の実際 むっちゃん「鶏は本当に毎日卵を産むのでしょうか??」 廉くん「毎日は産まないと思います。ケージ飼いの鶏でもほぼ毎日という程度で、365日365個という話は聞いたことがありません。当農場では約70%の産卵率です。」 調べてみると、鶏の産卵サイクルは約25-27時間ごとに1個というリズムがあり、毎日少しずつ産む時間がずれていくようです。やはり、毎日ということはないようですね。 廉くんの農場では産卵率は約70%。これは現代の養鶏場としては低い数値だそうです。おそらく一般的な養鶏場では90%もめずらしくないだろうということです。 ウコッケイ 品種別産卵率を比較!レイヤーとウコッケイ さらに興味深いのが、品種による産卵率の大きな違いです。 むっちゃん「ウコッケイの産卵率はどのくらいですか?」 廉くん「ウコッケイは原種に近い品種で、飼育経験では約30%程度の産卵率でした。」 まとめると・・・現代の産卵鶏(レイヤー): 約90%の産卵率・テンアール株式会社: 約70%の産卵率・ウコッケイ(在来種): 約30%の産卵率 この違いは、現代の養鶏業が品種改良によって産卵能力を高めた鶏を育てているためだったのですね。また、飼育環境によっても左右するようです。より原種に近い環境で飼育されるウコッケイは、本来の産卵リズムを保っているということが言えそうです。 廉さん、貴重なお話をありがとうございました!!実際に2人が話しているYouTubeはこちら さて、ここからはココシーズンズから皆様へ意外と知らない卵についてもう少し深ぼっていきます! 知っておきたい卵の基礎知識 【栄養・選び方・カラザ】 疑問①卵は「完全栄養食品」って本当? 本当です!!卵は食物繊維とビタミンC以外のすべての栄養素を含む完全栄養食品です。特に注目すべきは以下の点: アミノ酸スコア100点: 体内で合成できない9種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでいる 豊富なビタミン: ビタミンA、D、E、B群など多種類のビタミンを含有 良質な脂質: 悪玉コレステロール値を低下させるリノール酸やオレイン酸、レシチンなども含まれている 疑問②白い卵と茶色の卵。殻の色で栄養に違いはあるの?? スーパーで卵を選ぶとき、「茶色い卵の方が栄養価が高そう」「自然で体に良さそう」と思って茶色い卵を選んでいませんか? 実は、殻の色が違っても、卵そのものの栄養に違いはありません。殻の色は鶏の品種によって決まるもので、栄養価とは全く無関係なのです。 人間の髪の色が人によって違うのと同じで、鶏の品種による遺伝的な特徴の違いに過ぎません。茶色い卵だから特別に栄養価が高いということはないので、色よりも鮮度や生産方法で選ぶことをおすすめします!...
【養鶏家対談】&卵にまつわる豆知識
【養鶏家対談】&卵にまつわる豆知識 鶏は本当に毎日卵を産むの?養鶏のプロが語る産卵の真実 スーパーに行けば当たり前のように並んでいる卵。多くの人が「鶏は毎日卵を産む」と思っているのではないでしょうか。しかし、実際の養鶏現場での実態は少し違うようです。 今回は、北海道厚真町で養鶏を営むテンアール株式会社社長「廉くん」との対談から見えてきた、卵の産卵に関する興味深い事実をお伝えします。卵は身近で頼れる栄養源として、各家庭で親しまれていますよね。その卵について、知っているようで知らない豆知識もたっぷりご紹介します! 鶏の産卵率はどれくらい?養鶏現場の実際 むっちゃん「鶏は本当に毎日卵を産むのでしょうか??」 廉くん「毎日は産まないと思います。ケージ飼いの鶏でもほぼ毎日という程度で、365日365個という話は聞いたことがありません。当農場では約70%の産卵率です。」 調べてみると、鶏の産卵サイクルは約25-27時間ごとに1個というリズムがあり、毎日少しずつ産む時間がずれていくようです。やはり、毎日ということはないようですね。 廉くんの農場では産卵率は約70%。これは現代の養鶏場としては低い数値だそうです。おそらく一般的な養鶏場では90%もめずらしくないだろうということです。 ウコッケイ 品種別産卵率を比較!レイヤーとウコッケイ さらに興味深いのが、品種による産卵率の大きな違いです。 むっちゃん「ウコッケイの産卵率はどのくらいですか?」 廉くん「ウコッケイは原種に近い品種で、飼育経験では約30%程度の産卵率でした。」 まとめると・・・現代の産卵鶏(レイヤー): 約90%の産卵率・テンアール株式会社: 約70%の産卵率・ウコッケイ(在来種): 約30%の産卵率 この違いは、現代の養鶏業が品種改良によって産卵能力を高めた鶏を育てているためだったのですね。また、飼育環境によっても左右するようです。より原種に近い環境で飼育されるウコッケイは、本来の産卵リズムを保っているということが言えそうです。 廉さん、貴重なお話をありがとうございました!!実際に2人が話しているYouTubeはこちら さて、ここからはココシーズンズから皆様へ意外と知らない卵についてもう少し深ぼっていきます! 知っておきたい卵の基礎知識 【栄養・選び方・カラザ】 疑問①卵は「完全栄養食品」って本当? 本当です!!卵は食物繊維とビタミンC以外のすべての栄養素を含む完全栄養食品です。特に注目すべきは以下の点: アミノ酸スコア100点: 体内で合成できない9種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでいる 豊富なビタミン: ビタミンA、D、E、B群など多種類のビタミンを含有 良質な脂質: 悪玉コレステロール値を低下させるリノール酸やオレイン酸、レシチンなども含まれている 疑問②白い卵と茶色の卵。殻の色で栄養に違いはあるの?? スーパーで卵を選ぶとき、「茶色い卵の方が栄養価が高そう」「自然で体に良さそう」と思って茶色い卵を選んでいませんか? 実は、殻の色が違っても、卵そのものの栄養に違いはありません。殻の色は鶏の品種によって決まるもので、栄養価とは全く無関係なのです。 人間の髪の色が人によって違うのと同じで、鶏の品種による遺伝的な特徴の違いに過ぎません。茶色い卵だから特別に栄養価が高いということはないので、色よりも鮮度や生産方法で選ぶことをおすすめします!...
【時期別】妊娠初期・中期・後期のおすすめオーガニック食品&簡単レシピ
妊娠中の食事は、お腹の赤ちゃんの健やかな成長のためにとても大切です。特にオーガニック食品は、農薬や化学肥料を使わずに育てられているため、妊娠中の体にも安心です。 この記事では、妊娠初期・中期・後期それぞれの時期に必要な栄養素と、おすすめのオーガニック食品、そして忙しいママでも作れる簡単レシピをご紹介します。 目次 オーガニック食品とは?妊娠中におすすめする理由 妊娠中にオーガニック食品がおすすめな理由 妊娠初期(1-15週):つわりを乗り切る栄養管理 妊娠初期に増やしたい栄養素 おすすめオーガニック食品 簡単レシピ:ほうれん草と豆腐の葉酸たっぷりみそ汁 妊娠中期(16-27週):赤ちゃんの成長をサポート 妊娠中期に増やしたい栄養素 おすすめのオーガニック食品 簡単レシピ:牛肉と小松菜の鉄分たっぷり炒め オーガニック食品とは?妊娠中におすすめする理由 オーガニック食品とは、農薬や化学肥料、遺伝子組み換え技術を使わずに作られた食品のことです。日本では「有機JAS」マークがついた商品が正式なオーガニック食品として認められています。 妊娠中にオーガニック食品がおすすめな理由 1. 農薬の心配が少ない 妊娠中は普段以上に口にするものに気をつけたいもの。オーガニック食品なら農薬の残留も影響も心配する必要がありません。2. 添加物や遺伝子組み換え食品の心配がない 添加物や遺伝子組み換え食品の安全性については意見が分かれる部分ではありますが、悪影響の可能性があるなら避けようという見方をすれば、妊娠中の敏感な体にも優しいです。 妊娠初期(1-15週):つわりを乗り切る栄養管理 妊娠初期は、赤ちゃんの基本的な体の仕組みが作られる大切な時期です。この時期に特に大切な栄養素をしっかり摂りましょう。 妊娠初期に増やしたい栄養素 ●葉酸(1日240μg追加) 赤ちゃんの神経管の発達に必要不可欠。妊娠前より240μg多く摂取することが推奨されています。神経管閉鎖障害予防のために、さらに付加的にサプリメントでも400μgの摂取が望まれます。●鉄分(1日2.5mg追加) 妊娠初期は妊娠前より2.5mg多く摂取する必要があります。血液を作るのに必要で、貧血予防にも重要です。●ビタミン6 妊娠中は通常より多く摂取することが推奨されています。 おすすめオーガニック食品 ●緑黄色野菜 ほうれん草:葉酸がたっぷりcoco-seasons.jp/search?q=ほうれん草&options%5Bprefix%5D=last ブロッコリー:ビタミンCと葉酸が豊富coco-seasons.jp/search?q=ブロッコリー&options%5Bprefix%5D=last ●豆類 大豆:タンパク質と葉酸が豊富coco-seasons.jp/search?q=大豆&options%5Bprefix%5D=last ひよこ豆:食物繊維と葉酸も豊富 ●全粒穀物...
【時期別】妊娠初期・中期・後期のおすすめオーガニック食品&簡単レシピ
妊娠中の食事は、お腹の赤ちゃんの健やかな成長のためにとても大切です。特にオーガニック食品は、農薬や化学肥料を使わずに育てられているため、妊娠中の体にも安心です。 この記事では、妊娠初期・中期・後期それぞれの時期に必要な栄養素と、おすすめのオーガニック食品、そして忙しいママでも作れる簡単レシピをご紹介します。 目次 オーガニック食品とは?妊娠中におすすめする理由 妊娠中にオーガニック食品がおすすめな理由 妊娠初期(1-15週):つわりを乗り切る栄養管理 妊娠初期に増やしたい栄養素 おすすめオーガニック食品 簡単レシピ:ほうれん草と豆腐の葉酸たっぷりみそ汁 妊娠中期(16-27週):赤ちゃんの成長をサポート 妊娠中期に増やしたい栄養素 おすすめのオーガニック食品 簡単レシピ:牛肉と小松菜の鉄分たっぷり炒め オーガニック食品とは?妊娠中におすすめする理由 オーガニック食品とは、農薬や化学肥料、遺伝子組み換え技術を使わずに作られた食品のことです。日本では「有機JAS」マークがついた商品が正式なオーガニック食品として認められています。 妊娠中にオーガニック食品がおすすめな理由 1. 農薬の心配が少ない 妊娠中は普段以上に口にするものに気をつけたいもの。オーガニック食品なら農薬の残留も影響も心配する必要がありません。2. 添加物や遺伝子組み換え食品の心配がない 添加物や遺伝子組み換え食品の安全性については意見が分かれる部分ではありますが、悪影響の可能性があるなら避けようという見方をすれば、妊娠中の敏感な体にも優しいです。 妊娠初期(1-15週):つわりを乗り切る栄養管理 妊娠初期は、赤ちゃんの基本的な体の仕組みが作られる大切な時期です。この時期に特に大切な栄養素をしっかり摂りましょう。 妊娠初期に増やしたい栄養素 ●葉酸(1日240μg追加) 赤ちゃんの神経管の発達に必要不可欠。妊娠前より240μg多く摂取することが推奨されています。神経管閉鎖障害予防のために、さらに付加的にサプリメントでも400μgの摂取が望まれます。●鉄分(1日2.5mg追加) 妊娠初期は妊娠前より2.5mg多く摂取する必要があります。血液を作るのに必要で、貧血予防にも重要です。●ビタミン6 妊娠中は通常より多く摂取することが推奨されています。 おすすめオーガニック食品 ●緑黄色野菜 ほうれん草:葉酸がたっぷりcoco-seasons.jp/search?q=ほうれん草&options%5Bprefix%5D=last ブロッコリー:ビタミンCと葉酸が豊富coco-seasons.jp/search?q=ブロッコリー&options%5Bprefix%5D=last ●豆類 大豆:タンパク質と葉酸が豊富coco-seasons.jp/search?q=大豆&options%5Bprefix%5D=last ひよこ豆:食物繊維と葉酸も豊富 ●全粒穀物...
オーガニック日記 むっちゃん編
第1回社長編に引き続き、今回は社長夫人のむっちゃんこと、川田むつみ編をお届けします。 目次 ①オーガニックとの出会いのきっかけ ②生活や考え方の変化 ③特に印象に残っている体験 ④これから挑戦したい方へのメッセージ ①オーガニックとの出会いのきっかけ 私は幼い頃から環境問題を肌で感じていました。小中学生の頃、神奈川の工業地帯からの煙で光化学スモッグ注意報が発令され、外で遊ぶことすら制限された経験があります。工場の排水なども今より規制されていなくて、水俣病とかもありましたよね。今よりも公害が身近な存在だった気がします。そんな中、愛読していた有吉佐和子さんの『複合汚染』を通じて、公害の恐ろしさを改めて感じました。 20代になると、ダイビングを通じて自然の変化を目の当たりにしました。特にサンゴの白化は衝撃的で、人間の活動が引き起こしたものだと悲しくなりました。当時いろいろな島に行くとホテルや複合施設がなくて、きっと島の住民が開発を拒み、海を守ってくれていたのだなと思います。 一緒にダイビングをしていた夫からも、食品業界の裏の現実などを聞くようになり、衝撃を受けました。本当に人が口にしていいものなのか? そんな疑問を抱き、愚直に行動している社長の姿にはかなり大きく影響を受けました。倫理的に、そして地球に住まわせていただいているという謙虚さを持って生きること、それが私達夫婦のオーガニックへの想いとなっていきました。 ②生活や考え方の変化 結婚後は、たまたま夫がスーパーを経営していたのですから、クランデールで買い物をするようになりました。しかし、ある日、足りないものを買い足そうと近所のスーパーに行ったときに衝撃を受けました。手に取れるものがほとんどないのです。それまで何気なく買っていたものが、一度オーガニックという観点を意識するようになってから見ると、本当に選べなくなります。探すのが大変。 でも、それで生活が苦しくなったわけではありません。「なければないでいい」と思えたし、100%完璧にオーガニックにこだわる必要もないと考えています。 例えば今でも、普段ファミレスやコンビニには積極的に行きませんが、行ったらその中でできるだけ良いものを選ぶ。そんな柔軟なスタイルです。逆に周りから「普通のお店で大丈夫?」と心配されることもありますが(笑)、自分にとってはできる範囲でと思っているので、添加物が入っていたとしても、慣行栽培のお野菜であっても、ありがたく、美味しくいただきます。それが無理のない、ごく自然な暮らしになっています。環境への意識を持ち続けながら、楽しんで続ける。それが、私のオーガニックとの付き合い方です。 オーガニック仲間と小学校へ授業に行きました☆ ③特に印象に残っている体験 シドニーに住んでいる友人、うめむら郁子さんの言葉が、私のオーガニック活動において大事な言葉になっています。彼女は出会ったときのことは、今でも忘れられません。ある年、大規模な山火事が起きたとき、彼女は悲しそうに、でも強い怒りを込めてこう言いました。 「本当に私がいけないんだ。」 その言葉を聞いたとき、私は衝撃を受けました。彼女は環境を大事に事業を展開している経営者です。一般の人の何倍も、生活がサステナブルかどうかを考えていると思います。そんな彼女が言ったからこそ、私には衝撃の一言でした。環境破壊のような大きな地球規模の現象を、きちんと「自分事」としてここまで深く受け止める人がいるのかと。私はそれまでも、オーガニックを謳っていましたが、どこか綺麗ごとだったかなとさえ感じました。彼女の言葉を聞いた瞬間、「私ももっと真剣に向き合わなければ」と心の底から思いました。 なっちゃん(レムケなつこさん)&むっちゃん そして、もう一つはレムケなつこさんとの出会いです。彼女との出会いは、私の人生を大きく変えました。彼女から学んだIOB(国際オーガニック認証)の知識は、今の私の基盤になっています。 2024オーガニックキッズフェス開催(IOB主催) オーガニックは単に「無添加」だとか「安心・安全」なものという単純な基準ではなく、「生きとし生ける物、すべてが幸せになる仕組み」——そう教えてもらい、講座から確信してきたことが、その後の私の経営方針、生き方となっているのです。 ④これから挑戦したい方へのメッセージ 先ずはとにかく行動してみる!不安や恐れは誰にもあります。初めの1歩が重要です。歩み出してしまえばどんどん知恵がでて、共感してくれる仲間が出来きます。思い描くことも大切ですが、先ずは実践ですね。失敗からしか学べない事もたくさんあります。怖がらないで先ずはやりたい事に向かって楽しんで行動してみて(^▽^)チャレンジは人を大きく成長させます。明るい未来を手に入れて下さい♡諦め無ければ必ず成功します。途中で諦めた時が失敗です。(^▽^)/成功を祈ります♡ #出会い #オーガニック #ダイビング #山火事 #有機 #愉しむ #bio...
オーガニック日記 むっちゃん編
第1回社長編に引き続き、今回は社長夫人のむっちゃんこと、川田むつみ編をお届けします。 目次 ①オーガニックとの出会いのきっかけ ②生活や考え方の変化 ③特に印象に残っている体験 ④これから挑戦したい方へのメッセージ ①オーガニックとの出会いのきっかけ 私は幼い頃から環境問題を肌で感じていました。小中学生の頃、神奈川の工業地帯からの煙で光化学スモッグ注意報が発令され、外で遊ぶことすら制限された経験があります。工場の排水なども今より規制されていなくて、水俣病とかもありましたよね。今よりも公害が身近な存在だった気がします。そんな中、愛読していた有吉佐和子さんの『複合汚染』を通じて、公害の恐ろしさを改めて感じました。 20代になると、ダイビングを通じて自然の変化を目の当たりにしました。特にサンゴの白化は衝撃的で、人間の活動が引き起こしたものだと悲しくなりました。当時いろいろな島に行くとホテルや複合施設がなくて、きっと島の住民が開発を拒み、海を守ってくれていたのだなと思います。 一緒にダイビングをしていた夫からも、食品業界の裏の現実などを聞くようになり、衝撃を受けました。本当に人が口にしていいものなのか? そんな疑問を抱き、愚直に行動している社長の姿にはかなり大きく影響を受けました。倫理的に、そして地球に住まわせていただいているという謙虚さを持って生きること、それが私達夫婦のオーガニックへの想いとなっていきました。 ②生活や考え方の変化 結婚後は、たまたま夫がスーパーを経営していたのですから、クランデールで買い物をするようになりました。しかし、ある日、足りないものを買い足そうと近所のスーパーに行ったときに衝撃を受けました。手に取れるものがほとんどないのです。それまで何気なく買っていたものが、一度オーガニックという観点を意識するようになってから見ると、本当に選べなくなります。探すのが大変。 でも、それで生活が苦しくなったわけではありません。「なければないでいい」と思えたし、100%完璧にオーガニックにこだわる必要もないと考えています。 例えば今でも、普段ファミレスやコンビニには積極的に行きませんが、行ったらその中でできるだけ良いものを選ぶ。そんな柔軟なスタイルです。逆に周りから「普通のお店で大丈夫?」と心配されることもありますが(笑)、自分にとってはできる範囲でと思っているので、添加物が入っていたとしても、慣行栽培のお野菜であっても、ありがたく、美味しくいただきます。それが無理のない、ごく自然な暮らしになっています。環境への意識を持ち続けながら、楽しんで続ける。それが、私のオーガニックとの付き合い方です。 オーガニック仲間と小学校へ授業に行きました☆ ③特に印象に残っている体験 シドニーに住んでいる友人、うめむら郁子さんの言葉が、私のオーガニック活動において大事な言葉になっています。彼女は出会ったときのことは、今でも忘れられません。ある年、大規模な山火事が起きたとき、彼女は悲しそうに、でも強い怒りを込めてこう言いました。 「本当に私がいけないんだ。」 その言葉を聞いたとき、私は衝撃を受けました。彼女は環境を大事に事業を展開している経営者です。一般の人の何倍も、生活がサステナブルかどうかを考えていると思います。そんな彼女が言ったからこそ、私には衝撃の一言でした。環境破壊のような大きな地球規模の現象を、きちんと「自分事」としてここまで深く受け止める人がいるのかと。私はそれまでも、オーガニックを謳っていましたが、どこか綺麗ごとだったかなとさえ感じました。彼女の言葉を聞いた瞬間、「私ももっと真剣に向き合わなければ」と心の底から思いました。 なっちゃん(レムケなつこさん)&むっちゃん そして、もう一つはレムケなつこさんとの出会いです。彼女との出会いは、私の人生を大きく変えました。彼女から学んだIOB(国際オーガニック認証)の知識は、今の私の基盤になっています。 2024オーガニックキッズフェス開催(IOB主催) オーガニックは単に「無添加」だとか「安心・安全」なものという単純な基準ではなく、「生きとし生ける物、すべてが幸せになる仕組み」——そう教えてもらい、講座から確信してきたことが、その後の私の経営方針、生き方となっているのです。 ④これから挑戦したい方へのメッセージ 先ずはとにかく行動してみる!不安や恐れは誰にもあります。初めの1歩が重要です。歩み出してしまえばどんどん知恵がでて、共感してくれる仲間が出来きます。思い描くことも大切ですが、先ずは実践ですね。失敗からしか学べない事もたくさんあります。怖がらないで先ずはやりたい事に向かって楽しんで行動してみて(^▽^)チャレンジは人を大きく成長させます。明るい未来を手に入れて下さい♡諦め無ければ必ず成功します。途中で諦めた時が失敗です。(^▽^)/成功を祈ります♡ #出会い #オーガニック #ダイビング #山火事 #有機 #愉しむ #bio...
【完全ガイド】梅仕事で夏を乗り切ろう!梅干し・梅ジュースの作り方とその効用
【完全ガイド】梅仕事で夏を乗り切ろう!梅干し・梅ジュースの作り方とその効用 はじめに 青梅が店頭に並ぶ季節になると、日本では古くから「梅仕事」と呼ばれる年中行事が始まります。梅仕事とは、その年に収穫された梅を使って梅干し、梅酒、梅ジュースなどの保存食を作ることです。この伝統的な作業は、ただ美味しい食べ物を作るだけでなく、梅の持つ素晴らしい健康効果を一年中楽しむための智慧でもあります。 今回は、梅仕事の代表格である梅干しと梅ジュースについて、その効用から作り方、活用法まで詳しくご紹介します。 目次 はじめに 梅の持つ驚くべき効用 基本的な梅の栄養価(日本食品標準成分表八訂に基づく) 梅に期待される健康効果 第1章:梅干し作りの極意 梅干しの活用法・レシピ 第2章:梅ジュース作りの楽しみ 梅ジュースの基本レシピ まとめ:梅仕事で豊かな一年を 梅の持つ驚くべき効用 基本的な梅の栄養価(日本食品標準成分表八訂に基づく) 梅には私たちの健康を支える多くの成分が含まれています主要成分(生梅100gあたり) エネルギー: 33kcal カリウム: 240mg(リンゴの約2倍) 鉄: 0.6mg(リンゴの約6倍) ビタミンE: 3.3mg(リンゴの約33倍) 食物繊維: 2.5g 梅の特徴的な酸味成分 クエン酸: 梅の主要な有機酸(4~6%含有)...
【完全ガイド】梅仕事で夏を乗り切ろう!梅干し・梅ジュースの作り方とその効用
【完全ガイド】梅仕事で夏を乗り切ろう!梅干し・梅ジュースの作り方とその効用 はじめに 青梅が店頭に並ぶ季節になると、日本では古くから「梅仕事」と呼ばれる年中行事が始まります。梅仕事とは、その年に収穫された梅を使って梅干し、梅酒、梅ジュースなどの保存食を作ることです。この伝統的な作業は、ただ美味しい食べ物を作るだけでなく、梅の持つ素晴らしい健康効果を一年中楽しむための智慧でもあります。 今回は、梅仕事の代表格である梅干しと梅ジュースについて、その効用から作り方、活用法まで詳しくご紹介します。 目次 はじめに 梅の持つ驚くべき効用 基本的な梅の栄養価(日本食品標準成分表八訂に基づく) 梅に期待される健康効果 第1章:梅干し作りの極意 梅干しの活用法・レシピ 第2章:梅ジュース作りの楽しみ 梅ジュースの基本レシピ まとめ:梅仕事で豊かな一年を 梅の持つ驚くべき効用 基本的な梅の栄養価(日本食品標準成分表八訂に基づく) 梅には私たちの健康を支える多くの成分が含まれています主要成分(生梅100gあたり) エネルギー: 33kcal カリウム: 240mg(リンゴの約2倍) 鉄: 0.6mg(リンゴの約6倍) ビタミンE: 3.3mg(リンゴの約33倍) 食物繊維: 2.5g 梅の特徴的な酸味成分 クエン酸: 梅の主要な有機酸(4~6%含有)...
【徹底解説】オーガニックとは?有機JAS認証から選び方、メリットまで~すべての命が幸せになる仕組み~
この記事では、オーガニック食品の基本から、選び方、メリット、毎日の食卓への取り入れ方まで、徹底的に解説します。オーガニックライフを始める第一歩を踏み出しましょう。 1.オーガニックとは何か? まず、オーガニックは日本語では「有機」と訳し、欧州になるとBioとなります。どれも言葉としては同じ意味で自然の循環を尊重した農業や食品加工の方法を指します。化学合成農薬や化学肥料に頼らず、自然の力を活かして作物を育てる農法です。 オーガニック農業では、土壌の健康を第一に考え、輪作や緑肥、堆肥などを活用して土の力を高めます。また、生物多様性を保全し、生態系のバランスを維持することで、健全な環境で作物を育てることを目指しています。 食品でオーガニックというには、日本では【有機JAS】の認定を受けていないと提示することができません。従って、有機〇〇という日本の食品は、この有機JASをクリアしている物ということです。海外には海外の基準があり、それぞれの基準が設けられています。 注意が必要な物が化粧品・雑貨で、こちらには【有機JAS】の認定が必要ありません。(存在しません。)従って、オーガニックの成分が入っていれば『オーガニック』と名乗ることができるのです。食品以外の物でオーガニック商品を選択したい場合には、特に注意が必要です。 2. オーガニック食品の基準と認証 農林水産省HPより 日本では「有機JASマーク」がオーガニック認証の目印となっています。有機JASマークのついた食品は、厳格な基準をクリアし、第三者機関による検査を受けたものです。 基準には以下のような要件が含まれます 農地は転換期間(通常2〜3年)を経ていること 化学合成農薬や化学肥料を使用しないこと 遺伝子組み換え技術を使用しないこと 有機JASマークは消費者にとって、その食品が確かにオーガニックの基準を満たしていることを示す重要な指標となっています。 3. オーガニック食品のメリット ・健康面での可能性 オーガニック野菜は、化学合成農薬や化学肥料の使用を制限しているため、それらの残留リスクが低減されます。また、いくつかの研究では、特定のオーガニック食品において、抗酸化物質などの栄養素が豊富に含まれている場合があることが示唆されています。 ただし、オーガニック野菜と慣行農法の野菜の違いについては、その成分の違いではなく、【作られる過程】の違いとなるため、見た目や成分に違いがあるとは限りません。 有機JASマークのついた加工食品については、添加物が少ない(使用を許可されているものもあります)等の理由により、健康面での安心感は多くなるかもしれません。 ・環境への配慮 オーガニック農業は環境保全に貢献する可能性があります。化学合成農薬の使用を控えることで、土壌や水質の保全、生物多様性の維持に役立ちます。また、健全な土壌は炭素を蓄える能力が高く、気候変動の緩和にも寄与する可能性があります。 持続可能な農業は、次世代に豊かな環境を残すための重要な取り組みの一つです。オーガニック食品を選ぶことは、そうした持続可能な農業を支援することにつながります。 日本ではオーガニックは健康意識の高い方が選ぶという傾向がありますが、実は海外では環境への配慮を理由にオーガニックを選ぶ方も多いです。 4. オーガニック食品のデメリット オーガニック食品には多くのメリットがありますが、現実的な側面も理解しておくことが大切です。 ・価格の高さ オーガニック食品は一般的に従来の食品より価格が高い傾向があります。これは小規模生産、手作業による管理の増加、収穫量の変動、認証取得コストなどが要因です。 ・保存期間の短さ 化学的な保存料を使用しないため、一部のオーガニック食品は従来の食品に比べて保存期間が短くなることがあります。計画的に消費しないと、食品ロスにつながる可能性もあります。 5. オーガニック食品の選び方 オーガニック食品を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。 ・認証マークを確認する これがすべてではありませんが、ひとつの目安になります。なぜすべてではないかというと、有機JASにも使用してよい【許容農薬】というものが存在するからです。 逆にいうと、許容農薬は使用されている可能性があるということになります。農薬を全く使用しない【無農薬・無化学肥料栽培】、肥料も一切使わないという【自然栽培】の農家さんもいらっしゃいます。どこまでこだわるか??はあなた次第。はじめは有機JASを確認するところからで十分だと思います(^▽^)/ ・原材料表示を見る...
【徹底解説】オーガニックとは?有機JAS認証から選び方、メリットまで~すべての命が幸せになる仕組み~
この記事では、オーガニック食品の基本から、選び方、メリット、毎日の食卓への取り入れ方まで、徹底的に解説します。オーガニックライフを始める第一歩を踏み出しましょう。 1.オーガニックとは何か? まず、オーガニックは日本語では「有機」と訳し、欧州になるとBioとなります。どれも言葉としては同じ意味で自然の循環を尊重した農業や食品加工の方法を指します。化学合成農薬や化学肥料に頼らず、自然の力を活かして作物を育てる農法です。 オーガニック農業では、土壌の健康を第一に考え、輪作や緑肥、堆肥などを活用して土の力を高めます。また、生物多様性を保全し、生態系のバランスを維持することで、健全な環境で作物を育てることを目指しています。 食品でオーガニックというには、日本では【有機JAS】の認定を受けていないと提示することができません。従って、有機〇〇という日本の食品は、この有機JASをクリアしている物ということです。海外には海外の基準があり、それぞれの基準が設けられています。 注意が必要な物が化粧品・雑貨で、こちらには【有機JAS】の認定が必要ありません。(存在しません。)従って、オーガニックの成分が入っていれば『オーガニック』と名乗ることができるのです。食品以外の物でオーガニック商品を選択したい場合には、特に注意が必要です。 2. オーガニック食品の基準と認証 農林水産省HPより 日本では「有機JASマーク」がオーガニック認証の目印となっています。有機JASマークのついた食品は、厳格な基準をクリアし、第三者機関による検査を受けたものです。 基準には以下のような要件が含まれます 農地は転換期間(通常2〜3年)を経ていること 化学合成農薬や化学肥料を使用しないこと 遺伝子組み換え技術を使用しないこと 有機JASマークは消費者にとって、その食品が確かにオーガニックの基準を満たしていることを示す重要な指標となっています。 3. オーガニック食品のメリット ・健康面での可能性 オーガニック野菜は、化学合成農薬や化学肥料の使用を制限しているため、それらの残留リスクが低減されます。また、いくつかの研究では、特定のオーガニック食品において、抗酸化物質などの栄養素が豊富に含まれている場合があることが示唆されています。 ただし、オーガニック野菜と慣行農法の野菜の違いについては、その成分の違いではなく、【作られる過程】の違いとなるため、見た目や成分に違いがあるとは限りません。 有機JASマークのついた加工食品については、添加物が少ない(使用を許可されているものもあります)等の理由により、健康面での安心感は多くなるかもしれません。 ・環境への配慮 オーガニック農業は環境保全に貢献する可能性があります。化学合成農薬の使用を控えることで、土壌や水質の保全、生物多様性の維持に役立ちます。また、健全な土壌は炭素を蓄える能力が高く、気候変動の緩和にも寄与する可能性があります。 持続可能な農業は、次世代に豊かな環境を残すための重要な取り組みの一つです。オーガニック食品を選ぶことは、そうした持続可能な農業を支援することにつながります。 日本ではオーガニックは健康意識の高い方が選ぶという傾向がありますが、実は海外では環境への配慮を理由にオーガニックを選ぶ方も多いです。 4. オーガニック食品のデメリット オーガニック食品には多くのメリットがありますが、現実的な側面も理解しておくことが大切です。 ・価格の高さ オーガニック食品は一般的に従来の食品より価格が高い傾向があります。これは小規模生産、手作業による管理の増加、収穫量の変動、認証取得コストなどが要因です。 ・保存期間の短さ 化学的な保存料を使用しないため、一部のオーガニック食品は従来の食品に比べて保存期間が短くなることがあります。計画的に消費しないと、食品ロスにつながる可能性もあります。 5. オーガニック食品の選び方 オーガニック食品を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。 ・認証マークを確認する これがすべてではありませんが、ひとつの目安になります。なぜすべてではないかというと、有機JASにも使用してよい【許容農薬】というものが存在するからです。 逆にいうと、許容農薬は使用されている可能性があるということになります。農薬を全く使用しない【無農薬・無化学肥料栽培】、肥料も一切使わないという【自然栽培】の農家さんもいらっしゃいます。どこまでこだわるか??はあなた次第。はじめは有機JASを確認するところからで十分だと思います(^▽^)/ ・原材料表示を見る...
オーガニック日記・川田裕司社長編
このオーガニック日記では、私たちがどうしてオーガニックという選択をしているかをそれぞれ日記として記していきます。記念すべき第一回はココシーズンズ社長・川田裕司です。 目次 ①オーガニックとの出会いのきっかけ ②生活や考え方の変化 ③特に印象に残っている体験 ④オーガニックスーパー社長の夢 ⑤これからオーガニックに挑戦したい人へのメッセージ ①オーガニックとの出会いのきっかけ 私は八百屋の息子として生まれました。大学卒業後、修行をするために地域密着のスーパーマーケットに就職。そこで各部門の仕事を学ばせていただきました。その中で、農薬による健康被害や、養殖での抗生物質やホルモン剤などの投与による奇形魚の存在を知り、食の現実を目当たりにしたのです。 「これは大変だ。何とかしなければ」。そんな危機感から、オーガニックに目覚めていきました。まずは、実家が八百屋だったこともあったので、農薬を使わない野菜を扱う店を始めました。しかし、当時はまだオーガニックという言葉さえ一般的でなかった時代。消費者の理解を得られず、店はわずか2年で閉店してしまいました。その後、私は普通のスーパーマーケットとして店を戻し、営業を続けていきました。 ②生活や考え方の変化 ココシーズンズで販売しているオーガニックの野菜たち 転機が訪れたのは2011年。東日本大震災の発生です。福島第一原子力発電所の事故により、千葉県産の野菜への放射能汚染の不安は拡大しました。当時、地産地消を軸としていた私の店(普通のスーパーマーケット)は、たちまち窮地に陥いりました。赤字は膨らみ続け、またしても閉店の危機。「もうダメかもしれない。でも、このまま終わるのか」。私は最後の望みを託し、ずっとやりたかった「オーガニック」に路線変更することに決めました。「どうせだめなら、自分の本当にやりたいことをやろう」。そんな思いが、私を突き動かしたのです。すると、不思議なことに売り上げは徐々に回復していきました。消費者の健康志向の高まりや、食の安全に対する関心の高まりが、オーガニック野菜の需要を後押ししたのです。 ③特に印象に残っている体験 ココシーズンズの姉妹店 クランデール新松戸店 青果コーナー もともと、私の思いは単にオーガニック食品を販売したいというより、食を通して皆さんの健康に寄与したいという想いでした。 転機となったのは、アメリカ発の予防医学の講座に、知人に誘われて参加したことです。そこで学んだのは「細胞レベルで元気にならないと、体は元気にならない」という真理でした。漠然と健康に寄与するためには「オーガニックが良い」と考えていた私の視点が、「細胞レベルで体に何が起きているのか」という観点へと進化しました。食材を見る目も厳しくなり、人間の体に良いもの・悪いものを識別する力が養われていきました。特に戦後開発された化学物質の危険性、農薬は「戦争中に人を殺すために作られたもの」という事実に向き合うようになりました。「では自分に何ができるのか?」その答えとして、最終的には白衣を着て、病気の方々に「こんな野菜を食べたら良いですよ」とアドバイスできる存在になりたいと考えるようになりました。現在は医師とのコラボレーションも進め、健康に寄与する食の提供を通じて、子どもたちの未来を守る活動に取り組んでいます。 ④オーガニックスーパー社長の夢 流山市 石田歯科の石田先生とのコラボ 私の夢は現在進行形でさらに広がっています。バーチャルの世界が発展する中で、「将来的には従来の店舗形態は不要になるかもしれない」と考えています。そこで構想したのは、ただ販売するという店ではなく、本当に素晴ら日本のオーガニック食材を揃えた「体験型オーガニックショッピングセンター」です。イタリアの「イータリー(イタリアの食文化を体験できる「食べる、買う、学ぶ」をコンセプトとする複合施設)」のオーガニック版のようなイメージですね。安全な原材料で作られたお惣菜コーナー、くつろげるカフェスペースを設けたオーガニックスーパー。さらにはドッグランや貸農園も併設して、家族が一日中楽しめる空間を目指します。オーガニック野菜を作ったり、収穫したりの体験もできる。 そして夕方からはシェフも出てきて、美味しい食事とお酒を楽しめる場所にもなったら良いですね。一流の料理人たちが目の前で食材を調理し、本物の味を体験できる仕組みを整えたいと考えています。単なる買い物の場ではなく、食と健康の未来をともに創る、コミュニティの拠点となるような場所を作ることが私の次なる挑戦です。 ⑤これからオーガニックに挑戦したい人へのメッセージ 私たちの体の不調の多くは、日々口にしている「毒」が原因かもしれません。農薬、小麦、砂糖、乳製品—これらは実は日本人の体質に合わない食品です。日本人は古来からこれらをほとんど食べない民族でした。西洋化した食生活の浸透により、様々な病気が増加し、日本はがん発生率が世界一となっています。日本の伝統食は発酵食品を中心としていました。健康への第一歩として、まずは調味料を見直してみてください。良質な調味料に変えるだけで、体の変化を実感できるはずです。次にオーガニック野菜を取り入れてみましょう。甘いものがどうしても欲しくなったら、ごはんをもう一杯食べることをおすすめします。白米でも構いません。もちろん、最終的には玄米に移行していただけると嬉しいですが、焦る必要はありません。体に必要なのはミネラルであり、それが不足すると甘いものを欲するのです。食生活を少しずつ変えていくことで、自分の体が変わっていく様子を感じてください。あなたの体は必ず応えてくれます。健康は一日にしてならず、小さな変化の積み重ねが大きな違いを生み出すのです。 私たちのオーガニックスーパーが、そんな健康への一助となれば幸いです。 川田社長夫妻 #健康 #経営 #野菜 #社長 #医師...
オーガニック日記・川田裕司社長編
このオーガニック日記では、私たちがどうしてオーガニックという選択をしているかをそれぞれ日記として記していきます。記念すべき第一回はココシーズンズ社長・川田裕司です。 目次 ①オーガニックとの出会いのきっかけ ②生活や考え方の変化 ③特に印象に残っている体験 ④オーガニックスーパー社長の夢 ⑤これからオーガニックに挑戦したい人へのメッセージ ①オーガニックとの出会いのきっかけ 私は八百屋の息子として生まれました。大学卒業後、修行をするために地域密着のスーパーマーケットに就職。そこで各部門の仕事を学ばせていただきました。その中で、農薬による健康被害や、養殖での抗生物質やホルモン剤などの投与による奇形魚の存在を知り、食の現実を目当たりにしたのです。 「これは大変だ。何とかしなければ」。そんな危機感から、オーガニックに目覚めていきました。まずは、実家が八百屋だったこともあったので、農薬を使わない野菜を扱う店を始めました。しかし、当時はまだオーガニックという言葉さえ一般的でなかった時代。消費者の理解を得られず、店はわずか2年で閉店してしまいました。その後、私は普通のスーパーマーケットとして店を戻し、営業を続けていきました。 ②生活や考え方の変化 ココシーズンズで販売しているオーガニックの野菜たち 転機が訪れたのは2011年。東日本大震災の発生です。福島第一原子力発電所の事故により、千葉県産の野菜への放射能汚染の不安は拡大しました。当時、地産地消を軸としていた私の店(普通のスーパーマーケット)は、たちまち窮地に陥いりました。赤字は膨らみ続け、またしても閉店の危機。「もうダメかもしれない。でも、このまま終わるのか」。私は最後の望みを託し、ずっとやりたかった「オーガニック」に路線変更することに決めました。「どうせだめなら、自分の本当にやりたいことをやろう」。そんな思いが、私を突き動かしたのです。すると、不思議なことに売り上げは徐々に回復していきました。消費者の健康志向の高まりや、食の安全に対する関心の高まりが、オーガニック野菜の需要を後押ししたのです。 ③特に印象に残っている体験 ココシーズンズの姉妹店 クランデール新松戸店 青果コーナー もともと、私の思いは単にオーガニック食品を販売したいというより、食を通して皆さんの健康に寄与したいという想いでした。 転機となったのは、アメリカ発の予防医学の講座に、知人に誘われて参加したことです。そこで学んだのは「細胞レベルで元気にならないと、体は元気にならない」という真理でした。漠然と健康に寄与するためには「オーガニックが良い」と考えていた私の視点が、「細胞レベルで体に何が起きているのか」という観点へと進化しました。食材を見る目も厳しくなり、人間の体に良いもの・悪いものを識別する力が養われていきました。特に戦後開発された化学物質の危険性、農薬は「戦争中に人を殺すために作られたもの」という事実に向き合うようになりました。「では自分に何ができるのか?」その答えとして、最終的には白衣を着て、病気の方々に「こんな野菜を食べたら良いですよ」とアドバイスできる存在になりたいと考えるようになりました。現在は医師とのコラボレーションも進め、健康に寄与する食の提供を通じて、子どもたちの未来を守る活動に取り組んでいます。 ④オーガニックスーパー社長の夢 流山市 石田歯科の石田先生とのコラボ 私の夢は現在進行形でさらに広がっています。バーチャルの世界が発展する中で、「将来的には従来の店舗形態は不要になるかもしれない」と考えています。そこで構想したのは、ただ販売するという店ではなく、本当に素晴ら日本のオーガニック食材を揃えた「体験型オーガニックショッピングセンター」です。イタリアの「イータリー(イタリアの食文化を体験できる「食べる、買う、学ぶ」をコンセプトとする複合施設)」のオーガニック版のようなイメージですね。安全な原材料で作られたお惣菜コーナー、くつろげるカフェスペースを設けたオーガニックスーパー。さらにはドッグランや貸農園も併設して、家族が一日中楽しめる空間を目指します。オーガニック野菜を作ったり、収穫したりの体験もできる。 そして夕方からはシェフも出てきて、美味しい食事とお酒を楽しめる場所にもなったら良いですね。一流の料理人たちが目の前で食材を調理し、本物の味を体験できる仕組みを整えたいと考えています。単なる買い物の場ではなく、食と健康の未来をともに創る、コミュニティの拠点となるような場所を作ることが私の次なる挑戦です。 ⑤これからオーガニックに挑戦したい人へのメッセージ 私たちの体の不調の多くは、日々口にしている「毒」が原因かもしれません。農薬、小麦、砂糖、乳製品—これらは実は日本人の体質に合わない食品です。日本人は古来からこれらをほとんど食べない民族でした。西洋化した食生活の浸透により、様々な病気が増加し、日本はがん発生率が世界一となっています。日本の伝統食は発酵食品を中心としていました。健康への第一歩として、まずは調味料を見直してみてください。良質な調味料に変えるだけで、体の変化を実感できるはずです。次にオーガニック野菜を取り入れてみましょう。甘いものがどうしても欲しくなったら、ごはんをもう一杯食べることをおすすめします。白米でも構いません。もちろん、最終的には玄米に移行していただけると嬉しいですが、焦る必要はありません。体に必要なのはミネラルであり、それが不足すると甘いものを欲するのです。食生活を少しずつ変えていくことで、自分の体が変わっていく様子を感じてください。あなたの体は必ず応えてくれます。健康は一日にしてならず、小さな変化の積み重ねが大きな違いを生み出すのです。 私たちのオーガニックスーパーが、そんな健康への一助となれば幸いです。 川田社長夫妻 #健康 #経営 #野菜 #社長 #医師...